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これからのスペースは、環境ファーストであって欲しい:株式会社EARTH SCHOOL 代表取締役 清水信吉さん COLUMN 2019.12.27

これからのスペースは、環境ファーストであって欲しい:株式会社EARTH SCHOOL 代表取締役 清水信吉さん

数々のスペースがある中で、特にセミナールームや会議室とは切っても切れない関係にあるのが、発信を続けるセミナー講師や起業家の方々です。そこで今日は、日本各地で沢山のセミナーや講義を開催されている、株式会社EARTH SCHOOL代表取締役の清水信吉さんにお話を伺いました。
 

清水さん、こんにちは。清水さんは健康や地球環境に関わるご活動をされているのでしたよね。

 

 はい。そうです。現在のメインの活動は、発信という意味ではセミナー事業を中心にやっていますね。オンラインサロンもやっていますし、基本的に人々の消費に対する意識を変える、という活動をしています。僕の運営するヘルシーライフセミナーはとても好評で、今までの受講生は3,000名を超えます。
 
3,000名以上の方に教えられたんですか。それはすごいですね。

 
皆、健康に興味はあるけれど、日々何を買っていいのか?どんな目的でそれを買うのか?という事がわかっていない人が多いんですよね。
 今みんな、将来を考えて投資とか積立とかやっていますけど、それと同様に自分の体を日々作っているのって食事で、それって積立や投資と同じじゃないですか。何も考えないで食べていると、10年後に病気を招いたりとか、脳の状態も悪くなるし、思考がマイナスにもなるし。それを整えてあげると思考の整理整頓が出来て、行動も変わってくる。それによってお金が貯まるようになった、という人もいるくらいなんですよ。
 みんなそういう重要な知識を知らない。だからそれをまず知る、ということが大切なんです。僕は知識と情報の提供をめちゃくちゃポップに面白くやってるんで(笑)。僕は、誰?って聞かれたらまず、「地球防衛軍」だって答えているんですよ。だからみんな、笑いながら理解できる。そうやって知識と情報の提供をしていく事が自分の使命だと思っています。

 
なるほど。人々に伝えるということが清水さんの活動の軸にあるというわけですね。清水さんはそういった活動の中で、レンタルスペースを使ったことはあるのでしょうか?

 
めっちゃありますよ。10人くらいの小規模な会議室から、100人規模から色々使っています。

 
レンタルスペースって実は会議室だけではなくて、レストランの個室もそうですし、カラオケボックスなどもある意味そういうスペースですよね。そういう意味ではかなり使っているんじゃないですか?

 
なるほど。そうするとかなり使っていることになりますね。レストランの個室とか、バーの個室とかも使いますよ。この間、カフェを貸し切ったりして、食事付きのセミナーも行いました。

 
良かったスペースってどんな所がありました?

 
やっぱり備品が充実している所ですね。プロジェクターがある、マイクがある。やはり僕は講師業なので、それが重要です。それから清潔であること。お客さんを呼ぶのに清潔でないと失礼ですから。

 
では、印象の良くなかったスペースは?

 
それは良かったスペースの逆ですよ。臭い、汚い、備品が足りない。あとそれから、トイレが近いのも気になりますよね。5〜6人規模のスペースだと、音が気になるじゃないですか。そういう所はせめて音姫とか付けてほしいなあ、と思いますね。

 
こんなスペースがあったらいいな、と思うスペースはありますか。

 
まず、防音がしっかりしている所。隣の音が聞こえない所がいいですね。それから、置いてあるアメニティーが安全なもの、地球に優しいものであること。これ重要です。特に僕みたいな人間にとっては、そういう環境に配慮したエコなスペースであると使いやすいですよね。
 だってせっかくそういう健康や地球環境の話をセミナーでしているのに、トイレに行ったら環境に良くないものだらけ、なんて残念じゃないですか。

 
ご自身の価値観に合ったスペースを使いたい、ということですね。

 
その方が嬉しいですよね。例えばオーガニックレストランを食事付きセミナーで使ったとして、トイレがコンセプトからずれているとがっかりしてしまう。
 あとね、椅子の座り心地。お客さんにはゆったりしてもらいたいです。長時間の講座をやることもありますからね。

 
どんな椅子が嫌、とかあります?

 
プラスチックそのまま、とかは嫌ですね。あれに長時間座るのはキツい。安いのかもしれませんが、そこは利用者のことを考えてもらいたいなと思います。

 
レンタルスペースの可能性について、どうお考えですか?

 

 そうですね。スペースホストさんに言いたいのは、これからの時代、金儲けだけじゃなくて、資産構築だけではなくて、理念を大切にしてもらいたいな、って思うんです。
 何のビジネスでもどんな活動でもそうだと思うんですが、そのスペースから何を生み出したいのか、何を伝えたいのか。理念が重要だと思います。それは必ず、お客さんに伝わる。
 例えばエコスペースであれば、そのスペースを使うことによって、これまでエコに興味がなかったお客さんがエコを意識していくようになりますよね。京都だったら、色んな思いを持って作った建物が残っているけど、それを意識した空間づくりをしたら、そこに来た人たちが、歴史やその人たちの思いに気づくことになる。僕は、そういった所を大切にしたいと思っているし、スペースホストの方々にもそこを意識して運営してもらいたいな、って思っているんです。
 レンタルスペースの可能性、ってそういうところにあるんじゃないかなと僕は思います。ただ利益重視ではなくて、スペースを通してスペースホストの方々の理念をお客様に伝えていく。そういうスペースに絶対お客さんはついてくると思いますね。
 
素晴らしいお考えだと思います!それはスペースホストさん達にぜひ伝えてほしい。
 例えば今、人々がミニマリストになっている、って言われていて、それによってシェアリングエコノミーの活性化を生み、レンタルスペースのニーズが高まってきているって言われているんです。
 戦後はモノを持つっていうことが豊かさの象徴でしたけど、今はモノに溢れている時代ですよね。人々の意識はモノに向かなくなっています。それよりも、新鮮さとか、便利さとか、面白さとか、そういった事に目がいっています。
 モノを持たない。スペースを持たない。そして必要な時にモノやスペースをシェアしけばいいよね、っていう流れ。これについてはどう思いますか?

 
いや、それは面白い。いい傾向だと思いますね。「所有したい」という概念が、人間と地球とのバランスを崩したと思っているんで。「所有欲」っていうのが、一部の沢山持っている人と、持っていない人を分けていると思います。もう地球の資源ってみんな使い尽くしているじゃないですか。だから、なるべく身軽に生きられるっていうのは地球にとって良いことだと思いますよ。
 だから、自分の住居がなくてもどこでも生きられる、っていうのも人間らしくていいなと思います。それを一部実現している人もいると思いますしね。

 
清水さんはご自身の活動を通して、これからの未来、どのような世の中にしていきたいと思っているのでしょうか?

 

 人の豊かさと地球の豊かさが循環する世界にしていきたいと思っています。イメージは出来ていますよ。そしてそれは実現すると思っています。それを実行している国もすでにありますし。でも日本はまだまだ知識不足ですよね。
 僕の周りでは、僕のセミナーによって生理痛が治りましたとか便秘が治りましたとか、そういうケースはザラで、それを超えて、お金が増えました、生きがいが見つかりました、とかそういった人が多数出てきています。
 健康が手に入り、お金が手に入り、そして人生が変わって行く。そんな人をこれからも沢山生み出したいと思っています。先ほども言ったように、それが使命だと思っていますし僕の天命だと思うので、その理念は決してブレることなく続けていきます。
 
若杉真里
若杉真里
清水さんの仰る通り、日本も時代は変わり、地球環境破壊が問題視され、自己の利益ばかりを考える事が許されざる状況になりつつあります。これからは清水さん達の活動により、そういった環境ファーストが当たり前の日本になっていくのかもしれません。スペースホストの皆さんも、ぜひ地球との共存のために環境に配慮したスペースづくりをしてみてはいかがでしょうか。

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